ラオスの古都ルアンプラバーンで楽しめる人気スポットとアトラクション

古代建築、仏教寺院、メコン川沿いに点在する素朴な村など、歴史を感じさせるラオスの古都ルアンプラバーンには、ラオスを旅するなら絶対に訪れたい観光スポットがいくつかあります。 プーシーの丘やワット シェントーンなどがあるルアンプラバーンは、その歴史地区全体がユネスコの世界遺産に指定されています。メコン川のほとりに位置しているため、クアンシー滝などの人気の観光スポットで行われるカヤックツアーやチュービングツアーにも参加できます。 今回はラオスの古都ルアンプラバーンでぜひ足を運びたい、宗教施設、食事スポット、見どころなどの詳細をご紹介します。

ルアンプラバーン中心部で古代寺院ツアーに参加する

ルアンプラバーンでは、歴史地区にある郡内で最も古い寺院のいくつかを巡るウォーキングツアーが行われています。 こうした寺院はルアンプラバーンを代表する観光スポットでもあり、ラオスの文化遺産と古代の建築様式を垣間見ることができます。

• ワット シェントーン（ケムコン通り）：「ゴールデン シティ テンプル」とも呼ばれるワット シェントーンの歴史は、16世紀にまで遡ります。この寺院では「生命の樹」と呼ばれるモザイクが人気です。
• ワット ヴィスンナラート（別名ワット ヴィスン）:ワット ヴィスンとしても知られる、1513年に建てられたルアンプラバーン最古の寺院。 本堂には古代の仏像のコレクションがあり、その頂上にはスイカのような形をした仏塔があります。
• ワット ロング クン：歴史地区の島からメコン川を渡ったところにある寺院。観光客にはまだあまり知られていませんが、そのユニークな壁画と伝統的な木造建築は必見です。 人が多い観光エリアの喧噪から逃れたい時にもおすすめのスポットです。
• ワット マノーロム：正式名称はワット タットパトゥマラム。多層の屋根と伝統的なラオス建築が特徴です。 本堂や境内のあちこちで14世紀の建造物を見学できます。

ルアンプラバーンで自然の驚異に触れる

雄大なメコン川、石灰岩の峰や山々に囲まれたルアンプラバーンは、アドベンチャー好きには打ってつけのエリア。 ルアンプラバーンでは、滝、ロッククライミング、カヤックのほか、景勝地や自然遊歩道での散策を楽しめます。 田園風景を楽しみながら水田の写真を撮ったり、ジャングルから蝶の飼育場までハイキングしたりと、このエリアでは自然と触れ合うアクティビティの選択肢が豊富に揃っています。

• クアンシー滝：ルアンプラバーンで最も人気のある観光スポットの1つ。クアンシー滝（タット クアンシー滝とも呼ばれます）は、中心部から南へ約15分の場所に位置する3段の滝です。 石灰岩の粒子によってターコイズブルーに染まった泉は、ジャングルでの散策後に水遊びや休息を取るのにぴったり。 トゥクトゥクの運転手やバイクタクシーに頼めば、お手頃な料金でアクセスできますよ。
• パークウー洞窟：ルアンプラバーン北部、メコン川の西岸に位置する自然の洞窟。タムティン、タムトゥンと呼ばれる2つの自然の洞窟で構成されています。 洞窟内には多くの仏像が安置されており、古代の美術で覆われた広いトンネルが特徴です。 パークウー洞窟まではトゥクトゥクまたはタクシーで約15分です。 洞窟行きのボートも毎日運行しています。 所要時間は約1時間半です。
• メコン川（ルアンプラバーン北部）：ルアンプラバーンを象徴するメコン川エリアでは、クルーズ、カヤックツアー、チュービングアドベンチャーなどを楽しめます。 ルアンプラバーンの北部では、パークウー洞窟へのクルーズ、クアンシー滝へのカヤックツアー、メコン川のサンセットディナークルーズなど、魅力的なアクティビティやツアーが開催されています。 ユネスコ世界遺産都市のハイライトツアー、竹編みワークショップ、料理教室などは、アゴダでも予約可能です。
• タッド サー ウォーターフォール：ナムカーン川の支流にあるタッド サー ウォーターフォールは、ターコイズブルーに染まる泉での水遊びやジャングルの木陰での休息が楽しめる人気スポット。 この滝にはボートでアクセスできます。 ボート以外のアクセス方法はありません。なお、タッド サー ウォーターフォールを訪れるなら、雨季を避けて8月から3月の間に楽しみましょう。

ルアンプラバーンでラオス文化に触れる

ラオスの古都ルアンプラバーンでは、バックパッカーたちの姿を数多く見かけます。一方で、地元の手工芸品、歴史ある寺院、独自の文化的伝統など、厳かで静かな雰囲気を味わえる街でもあります。 旧市街は徒歩で移動できるため、宗教施設、地元の通り、レストランなどを気軽に散策できます。 ルアンプラバーンで歴史と文化を本格的に体験したいなら、ここでご紹介する観光スポットに足を運んでみましょう。

• 伝統芸術民族センター：開館時間は毎日午前9時から午後6時まで。インタラクティブな展示や実践的なアクティビティを通じて、ラオスの民族グループ、伝統的な衣装、ハンドメイドのアイテム、地元の工芸品について学べる、家族連れにもぴったりの施設。
• 朝の托鉢式：ルアンプラバーンでは早朝に行われる托鉢という素晴らしい儀式を見学できます。 托鉢とは、鮮やかなオレンジ色のローブを着た僧侶たちが裸足で通りを練り歩き、地元の人々から布施される食料や私物を集める儀式です。 僧侶たちは贈物を受け取ると、お布施を行った人々に祝福を与えます。 この静かで平和な儀式はルアンプラバーン歴史地区の路上で行われ、一般にも公開されています。
• 王宮博物館：地元の人々の間では「ホー カム」としても知られる博物館。シサヴァン ヴォング王のために1904年に建てられました。 フランス植民地時代の建築と、伝統的なラオスの芸術作品という組み合わせが目を惹きます。館内には、王室の工芸品、車、国王とその家族の肖像画などが展示されています。 博物館の場所は、ルアンプラバーン歴史地区にあるプーシーの丘の隣。 開館時間は毎日午前8時から午前11時30分まで、午後1時30分から午後4時まで。 入場する際は、肩や足を覆い隠す服装を身に付ける必要があります。

ルアンプラバーンのナイトマーケットで買い物を楽しむ

ルアンプラバーンの歴史地区では、毎日午後5時から午後11時まで、地元の工芸品、おいしい屋台の食べ物、色とりどりのラオスのお土産品を取り扱う数十もの屋台が立ち並びます。 ルアンプラバーン観光で絶対に見逃せないスポットです。 ナイトマーケットはシサヴァンヴォン通りの真ん中で行われます。徒歩で観光できるエリア全体に広がっているため、誰もがアクセスしやすいスポットと言えるでしょう。

ルアンプラバーンのアウトドアスポットで自然と触れ合う

ルアンプラバーンで、アウトドアの冒険やエコツーリズムを体験してみませんか？ ルアンプラバーンは自然保護区内に位置しており、メコン川に囲まれています。 この街で最も人気のある観光スポットの1つと言えば、クアンシー滝でしょう。 クアンシー滝は3段の滝であり、浅い滝壺が人気です。滝の入り口近くには宿泊施設もあるので便利ですよ。 街中にあるプーシーの丘からは、市街とメコン川の眺めを一望できます。ファ タッド ケ ボタニカルガーデンでは、トレッキングや野生動物の観察を楽しめる水辺のスポットです。 ルアンプラバーンにあるエレファント ビレッジ サンクチュアリ & リゾートでは、保護されたゾウの水浴びの見学、ゾウへの餌やり、ゾウとのお散歩など、ゾウと間近に触れ合いながら、保護活動に関する見識を深められます。 ボートツアー、川下り、辺鄙な村へのトレッキングなど、ルアンプラバーンでの豊かな自然を満喫できるアクティビティに参加しましょう。

ルアンプラバーンで食を楽しむ

ラオス料理の多くの料理には、地元産のシンプルな食材が使用されています。 この国でよく見られる料理は、ハーブを使用した野菜料理や、甘味、スパイス、ピリッとした風味を組み合わせた料理。 ルアンプラバーンでぜひ挑戦したい料理の一つが、ラオス風ソーセージです。ラオス風ソーセージは、ルアンプラバーン ナイト マーケットの屋台を始めとする、多くのレストランで見かけます。 さまざまなラオス料理や人気の料理の試食を楽しみたいなら、グルメツアーを予約するのがおすすめです。ここでご紹介するマーケットに足を運んで、パパイヤサラダ、魚の麺料理、ココナッツライスのパンケーキなどの郷土料理に挑戦するのもおすすめですよ。

• ナヴィエンカム マーケット：毎日午前8時から午後6時まで開催される屋根付きの市場。新鮮な果物や野菜、肉、日用品が売られています。
• フォシー マーケット：市内の主要市場の1つである屋内ショッピングセンター。日用品のほか、採れたての農産物や精肉も販売しています。
• ダラ マーケット:歴史地区で開催されるマーケット。毎日午前8時から午後8時まで、お土産や屋台の食べ物を購入できます。

ルアンプラバーンでおすすめの宿泊施設

予算が限られているバックパッカーでも、ラグジュアリーなホテルを好む旅行者でも、ルアンプラバーンには宿泊施設のオプションが豊富にあります。 川沿いに佇むブティックホテル、スパやスイミングプールを備えたリゾート、そして人気スポット、飲食店、ルアンプラバーンの主要な観光スポットにアクセスしやすいお手頃なホステルなど、さまざまな宿泊施設が揃っています。 ここからは、ルアンプラバーンの人気ホテルをいくつかご紹介します。

• サトリ ハウス シークレット リトリーツ：市内中心部にほど近い4つ星ホテル。清潔な客室と美しいガーデンエリアのほか、レストラン、スパ、ホットタブ、ビジネスセンターが備わっています。 滞在中はホテルの自転車を借りて観光を楽しめます。
• ザ ベル リヴ ブティック ホテル：市長の旧邸宅でもある趣のあるベッド & ブレックファスト。客室の窓からはメコン川を一望できます。 無料の自転車、ミニバー、無料Wi-Fi、無料の朝食を利用できます。
• ブラサリ ヘリテージ ルアンプラバーン：贅沢なひとときを過ごせる、ルアンプラバーン歴史地区のブティックホテル。 クラシックなインドシナ風の装飾が施された居心地の良い客室からは、メコン川と周囲の山々の景色を楽しめます。 ブラサリ ヘリテージ ルアンプラバーンには、レストラン、バー、スパも併設されています。
• マイバンラオ ホテル：絶滅危惧種のカメの保護施設でもある、4つ星のブティックホテル。ルアンプラバーンの賑やかなマーケットからほど近い、ワット マノロムの隣に位置しています。 滞在中は、ホテル内のレストランでの食事、スパでのリラックスした時間、仕事や会議に最適なビジネスセンターの利用などを満喫できます。 ルームサービス、無料の朝食、レンタルバイクも利用可能です。